4年間の石鹸シャンプーを歴て湯シャンに移行した所感と真実

どうも、OSJRです!

今回の記事は洗髪を題材に取捨選択を掘り下げたエントリーです。断捨離やミニマムな暮らしに興味がある方は勿論、常識を疑う力を養いたい方にも読んでいただきたい価値ある暇潰しです。

はじめての湯シャン

湯シャンとは何か?

シャンプーや石鹸を使わずにお湯だけで洗髪することです。シャワーを使って行われることが多く、[抜け毛が減る/髪にコシが出る/経済的]とファンを獲得している一方で、[頭皮が痒い/髪がパサパサになる/フケが出る/臭う]と言われて敬遠されたり挫折する人が続出したりとハードルが高い側面もあります。

実際どうなのかはケースバイケースとしか言えません。体質や生活習慣の違いや住んでいる地域の湿度や水質の差など、条件を均一に揃えることが不可能だからです。その代わり、大筋を理解できれば自分に合うようチューニングしたり環境や体質の変化にフィットさせることも難しくありません。

予備知識なく初挑戦し失敗

2015年の春、私は入院患者でした。元来あまり物欲のない人間ですが簡素な生活の中で「食べなくてもいい物を食べ、買わなくてもいい物を買い、会わなくてもいい人に会う…そんなことばかりに熱心で馬鹿みたい。」と反省していました。

入院中にできる断捨離なんて無いに等しいですが、湯シャンの存在を知っていたことと毎日自由に入浴できない状況が手伝って「お湯だけで髪を洗えばいいんだよな」くらいの感覚で始めました。

その後、一週間くらいで断念しました。痒みもフケもありませんでしたが、日に日にパサパサになって広がりくすんでしまったため「より一層不健康に見えて嫌だ」と感じたからです。病院食での脂質不足がひとつの原因だったかも知れません。それから散々調べた結果、石鹸シャンプーを試すことに決めました。

remarks
中国の瀋陽で過ごした経験がありますが、寒さと乾燥で手が色素沈着を起こし数ヶ月治りませんでした。現地の脂っこい料理が合わなくて全くと言っていいほど食べなかったからです。皮脂も垢も自然のバリアとして大事だなと思いました。

石鹸シャンプーとクエン酸リンス

愛用の固形石鹸とクエン酸です

石鹸シャンプーとは何か?

所謂固形石鹸で洗髪することです。現在70才くらいの男性であれば当たり前のように全身を石鹸で洗う人も多いでしょうから今時の子どもたちでも「おじいちゃんが石鹸で頭洗ってた」と目にした経験があるのではないでしょうか。

クエン酸リンスとは何か?

暮らしの知恵としてお酢のリンスがありますが、クエン酸リンスも機能面では同じです。洗髪後の可及的速やかなpH調整に使うのがクエン酸リンスなのです。

短髪だとほとんど気になりませんが、石鹸で髪を洗うと脱脂してギシギシになります。高い洗浄力で頭皮がアルカリ性に傾くことも見逃せないポイントです。ギシギシに関しては風呂上がりに椿油やホホバオイルを少量使うだけで解決しますが、アルカリ性に傾いた肌のpHが酸性に戻るのを自然に任せていると数時間かかります。

肌がアルカリ性だと雑菌が繁殖しやすくなってしまいますから、酸性に戻るのをクエン酸で助けてやります。夏場、短髪でない人が石鹸で頭を洗いタオルドライで終わらせると一時間くらいで「あれ?ムズムズするかも」と痒くなる筈です。

クエン酸リンスで髪がサラサラ!という話を見聞きしますが、正直ちょっと胡散臭いなと感じます。そもそもコーティングするものではありませんし、どちらかと言えば毛髪より頭皮に必要なものですから。

キューティクルにも触れておくと…閉じたり開いたりは結果的にそうなるのであって、そこだけを切り取って髪のコンディションを語ることは難しいです。髪の毛は普段、特に水分量の変化で膨張と収縮を繰り返しているため入浴はキューティクルが開く条件が揃っています。ハリセンボンに例えると分かりやすいです。

膨らめば開く
萎めば閉じる

多くの日本人がリンスという言葉を最初に覚える場所はきっとお風呂です。そしてリンスはぬるぬるが大事だと認識して育ちます。やがてマウスウォッシュをリンスと呼ぶことや珈琲のペーパーフィルターにお湯をかけ流すことをリンスと称すると知り「サラサラなのにリンス?」と思う日が来ます。

rinse

他動

  • 〔水などに浸して〕~をすすぐ[ゆすぐ・洗う]
  • 〔口を〕すすぐ、ゆすぐ
  • 〔せっけんなどを〕洗い落とす
  • 〔染料液に〕~を浸す

  • 〔軽い〕すすぎ、洗い流し
  • 〔水などの〕洗い流し液
  • 〔頭髪の〕毛染め液、リンス液

出典:英辞郎

アスファルトも泥でぬかるんでいたら滑りますよね?キューティクルが開いたままなのに指通りなめらかってそういうことです。石鹸で洗っただけの髪もドライヤーで乾かすとそれなりに絡まなくなります。途中でも書きましたが、オイルを少しだけ髪に与えてやれば他には何も要りません。

注意
ドライヤーを使う時は温度に気をつけて下さい。タンパク質の熱変性は不可逆的なものなので一瞬でも起こると二度と元には戻りません。温風は使わず送風のみで乾かすのもアリです。
愛用のホホバオイルと遮光瓶

ホホバオイルは遮光瓶に移し替えて使っています。プラスチックのボトルをアルミホイルで包むだけでも機能としては同じかそれ以上なので節約目的なら後者をオススメします。確か理科で習いますが茶色い瓶には主に紫外線から中身を守る役割があります。薬品の瓶やビール瓶が茶色かったり緑だったりする理由と同じです。

湯シャン

4年間、石鹸シャンプーを実践する中で色々な発見や気づきがありました。湯シャンに移行した理由を平たく言うと「今ならできる」と思ったからです。今年の4月に始めて半年が過ぎ…完全マスターとは言えませんが、夏場をクリアしたので今秋から来春までは問題なく過ごせると予想しています。

何℃のお湯で洗う?

適度に皮脂を残すために体温より少し低い35℃が適していると言われていますが、体が十分に温まって毛穴が開いている状態という条件の上に成り立つものです。私のバスタイムは基本シャワーのみですが、浴室に入るなり35℃のぬるま湯で洗髪しても期待と異なる結果ばかりが出続けました。

給湯温度と季節の関係も考慮する必要がありますから、頭皮に当たった時に何℃なのか想像しつつ体感をセンサーとして適宜調整して下さい。因みに私は今夏設定温度40℃のシャワーに落ち着きましたが、10月に入って「少し低いかな」と感じるようになってきたため必要に応じて上げようと考えています。

洗髪前に必ずブラッシングする

【閲覧注意】ここから先は抜けた髪の毛の写真があります。嫌悪感を抱く方の存在は認識していますが大事な資料なので掲載しています。

日常的にワックスやスプレーで髪型をセットする人には難しいですが、濡らす前の髪を丁寧に梳かすとそれだけでそこそこ汚れが落ちます。健康な頭皮からもフケは出ますし、埃が入り込んでいたりニオイが付いていたり…抜け毛も取れます。梳かすから抜けるという考え方もありますが、既に抜けてただ絡まっているだけの髪もあります。

ブラッシング後のヘアブラシ

ブロック毎に分けて合計100~200回ほど梳かします。回数が多いと感じるかも知れませんが時間にして1~2分なのであっという間です。今回のブラッシングでは35本の髪の毛が取れました。

ブラッシングで取れた35本の髪の毛

ブラッシングで取れる髪の毛の特徴として[細い・短い]が挙げられます。加齢に伴う薄毛のサインかなとも思いますが、ブラッシングのせいで見る見る毛量が減ることもないので洗髪前には欠かさずやっています。

頭皮を洗う意識で丁寧に洗う

私は指先を使って「スッキリした」と実感するまで洗います。所要時間は3分くらいだと思いますが「やっぱりイマイチ」と感じたら再度洗います。シリコンのシャンプーブラシで湯シャンを続けた時期もありますがフケがたくさん出るようになってしまいました。シャンプーブラシがNGということではなく他の条件との相性が悪いのではと考えています。

洗髪で取れた32本/ブラッシングで取れた35本

残らず拾えてはいませんが洗髪の前後合わせて67本の髪の毛が取れました。私は基本的にまとめ髪か帽子を被って過ごしているので、日中アチコチでパラパラ落しているとは考えにくいです。就寝時その他でもう少し稼ぐとしても平均的な100本程度が妥当な一日の抜け毛本数だと思います。

体感的に季節の変わり目やストレスを長く感じるような時期には抜け毛が増える印象です。あと「頭痒い」と思いながら過ごした日の洗髪では倍くらいの嵩で抜けることもあります。抜ける本数が凄く増えるというよりは、いつもにプラスして太くて長い毛が抜けるようです。

湯シャン向きのブラシは?

猪毛のブラシ

猪毛はしっかりと髪の毛を梳かせますし静電気も起こらないので上等なのですが、柄が木製だと洗うのに不便です。寿命が短くなるだけで洗えないことはありませんが、皮脂が残った状態で乾きが遅いと雑菌パラダイスです。…かと言って洗って天日干しを繰り返すと酷使したデッキブラシのように木が割れてしまいます。

樹脂ボディで猪毛のブラシを見つけたら買い直そうかなと考えています。猪毛を頭皮にグサッとやるとまあまあ痛いですが、加減を覚えると根元からしっかり梳かせる実感があって病みつきになるアイテムです。

樹脂のブラシ

樹脂のブラシはブラッシングの度に洗えて短時間で乾きます。静電気も気になるほどは起きませんし値段も安いので色々と気を遣わずに済みます。私は風呂場でブンブン振って水気を切っている時に手が滑って床に投げつけ割ってしまったことがあり…注意するとしたらそれぐらいでしょうか。

不注意でブラシを割ってしまった経験からブンブン振り回して水気を切ることは止め、手に持ったタオルにトントンしています。コンプレッサーを買えばエアーダスターであっという間に乾かせますが費用対効果を考えると二の足を踏みます。

おわりに

クエン酸リンスを具体的にどうやるのかとか、痒みやフケが出た時にどう対処しているのかとか…敢えて全てを書いてはいませんが自助力をサポートするだけの力を持たせた記事にはしました。

湯シャンに限った話ではありませんが、自分で考えて試して改善してを繰り返すことは本当に大切です。高尚である必要はありませんし、先人のレベルに及ばなくても構いません。本質を剝き身にしようとするその全てがまだ見ぬ先へと繋がる一足となります。

今日が人生最期の日なら何をしますか?お金も時間も人脈も全てが保証された人生だとして、それでもやりたい何かはありますか?何も思い浮かばない人は3才4才頃の自分を思い出してみて下さい。

今回は以上です、お相手はOSJRでした!

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