折り紙と比例式に学ぶ問題解決力の養い方

どうも、OSJRです!

今回はよくある折り紙のゴミ箱を比例式を使ってグレードアップさせます。中学一年生以上を対象としますが、かけ算わり算が出来れば大丈夫なので小学生にとっても面白い遊びになる筈です!

折り紙でゴミ箱なんか作らないし…比例式なんて普段使わないし…ではなくて「工夫する力は誰にでもある」ことを知って日々のちょっとしたことを改善改良しまくって下さい!楽しいですよ!!

山折り谷折りを示した折り紙のゴミ箱
よくある折り紙のゴミ箱

受験生の頃は必ずこれを作って鉛筆を削っていました。デスクワークでもちょっとしたゴミはこれに捨てて後で丸ごとポイっと出来るので今も日常的に使っています。でも赤丸の部分、耳がピラピラしているのがマイナスポイントです。きちんとした端末処理の有無が品質の善し悪しを決めると言っても過言ではありません。

山折り谷折りを示した折り紙のゴミ箱
改良を加えた折り紙のゴミ箱(左)

テープや糊を使わず写真左のように折りたいと思ったことはありませんか?実は簡単に出来ます!耳を長くして差し込んでしまえばよいのです。今ひとつピンと来ない方は続きをどうぞ。

ゴミ箱の山折り谷折り線
A4で折ったゴミ箱を開いた状態

赤ペン印が耳なのでバッテンで折れた範囲、つまり正方形部分が箱として最低限必要な範囲です。「じゃあ普通に正方形の紙で折ればいいじゃん」って思いませんでした?

正方形の紙で折ったゴミ箱
正方形で折ったゴミ箱

正方形の紙で折るとこうなります。今回、変えるのは折り方でなく紙の形なので正方形の紙は使えないということになります。

ゴミ箱の山折り谷折り線
A4で折ったゴミ箱を開いた状態

A4の紙に戻ります。短辺方向は均等に4マスですが長辺方向は6マスありません。7マスなら耳を長くして差し込むことが出来ますが、物理的に不可能なので発想を逆転させて短辺を短くします。ここで比例式の登場です。

答え
比例式 210:367.5=短辺:297 より 短辺≒169.71

A4の短辺210mmを1/4にすると52.5mm

長手に7マス欲しいので367.5mm

367.5mmをA4の長辺297mmに縮める時

短辺210mmがいくつに縮むかを求める式

比例式
a:b=c:d なら bc=ad

式でピンと来ないなら対角線を伸び縮みさせて視覚的に理解しましょう!

短辺を170mmにカットしたA4の紙
短辺を40mm切り落としたA4の紙

A4の短辺を170mmにすればOKと見做して40mmカットします。後は普段と同じようにゴミ箱を折ります。

半分に折る

更に半分に折る

袋状に開く

開いたら畳む

真ん中に向かって拝む

完成までもう少し!

耳を開く

差し込む部分を折る

箱の底を折る

耳を箱の側面に差し込む

開けば完成!

何がどうなったか分かりますよね?黄色い部分が差し込みに必要な範囲で、長辺方向に正方形を凡そ7マス確保したことを示しています。

こういうことです

耳がピラピラしないだけでなく剛性が上がっています

裏を見ると差し込みが分かります

仕上がりが全く違います。箱の大きさは少し小さくなりますが「良い仕事してますねぇ」感があって作り手の思想が透けて見えます。但し、別に耳がピラピラのゴミ箱がダメという話ではありません。さっさと作ってどうせ捨てるなら耳ピラピラの方に優位性があります。

繰り返しになりますが、今回の記事の狙いは読んだ人の問題解決力を伸ばすことです。そのキッカケとなる「工夫する力は誰にでもある」を可視化するために折り紙と算数を使いました。

日々のちょっとしたことで「もっとこうなってたらいいな」と思う何かは誰にでもある筈です。教わらなくても調べなくても自分の頭で考えれば意外と解決するかも知れませんよ。

そしてそういう経験を重ねると無意識レベルでストレッチゾーンにリーチするようになって退屈しなくなります。終わらない遊びを楽しみましょう!

おまけ

長辺側を20mm幅で黄色に塗ったA4の紙
長辺側を20mm幅で黄色に塗ったA4の紙

紙を切らないパターンも載せておきます。写真の黄色い部分を最初に折ってから普段通り進めれば更に剛性の高いゴミ箱になります。(厚みが増す分だけ折るのが難しく好みが分かれると思います)

最終形態の折り紙ゴミ箱
最終形態の折り紙ゴミ箱

色分けや正確に20mm幅で折る必要はありませんが、数値を知っていれば目測で許容範囲内に収まると思います。身近な何かで捉えたい方は一円玉をイメージして下さい。縮尺1/50000の地図を見る時に一円玉が使われる理由が直径20mmだからです。丁度1kmが簡単に分かって便利なので頭の片隅に置いておきましょう。

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